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創立120周年記念講演会が行われました。

2020年11月19日更新

令和2年11月14日(土)、榛原高校創立120周年記念事業のメインイベントである記念講演会が行われました。



本来であれば、多くの来賓を迎え、盛大に開催される予定でしたが、コロナの影響もあり、記念式典を見合わせ、講演会の形に。感染予防対策を実施した上で、生徒、教職員、主催者のみでの開催となりました。







講師としてお迎えしたのは、吉田町出身で榛原高校の卒業生である、車いすテニスプレイヤーの堂森佳南子さん。「未来を切り拓く現実との向き合い方」という演題での講演を拝聴しました。



車いす生活を送りながらも、大学卒業後、会社員や公務員として安定したキャリアを築いていた堂森さんですが、30歳のときにテニスプレーヤーとしての活動を本格的にスタートさせるため退職。いうまでもなく、他の選手よりも遅いスタートとなりますが、2008年の北京を皮切りに、2012年のロンドン、2016年のリオと、3大会連続パラリンピック出場という快挙を成し遂げたばかりでなく、昨年日本代表に復帰するなど、今なお最前線で活躍されています。



そんな堂森さんだからこその、

「最初は靴下さえはけなかったが、“ 今できること ” を1つずつ増やして、自信につなげていった」

「パラリンピックに出場したことよりも、目標に向かって自分のやりたいことを貫けたことの喜びのほうが大きい」

「評価は時代や環境で変化する。まわりなんか気にせず、自分の好きなことをやろう。そして自分だけの生き方を見つけてほしい」

というメッセージは、生徒たちにしっかり響いたはずです。



榛原高校に入学した理由は、「いろいろな学校に問い合わせたが、“ 前例がない ” と断られてしまい、唯一、受け入れてくれたのが榛原高校だったから」だそう。いまも校舎の随所に、当時、用意されたスロープが残っていますので、もし学校を訪れる機会がありましたら、ご覧いただければと思います。





参加者には、記念誌と時計付きペン立てが配布されました。区切りを終えたばかりですが、130周年に向け、皆さんとともに新しいページを書き記して参りたいと思います。